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2012年2月25日

エスパー小林の不動産ばなし(1) 豊島区の占い師

これから、エスパー小林さんが関わった、不動産にまつわる不思議なエピソードを、少しずつご紹介させて頂きたいと思います。


まずは1発目!4年前のある日、小林さんの事務所に電話が入りました。


依頼人は自営業を営む男性。地方から東京に出てきた途端、ぱったり仕事が入らなくなってしまったとか。もしかして何か変なモノが憑いているのでは、、、そんな内容でした。その電話では、日時だけを決め、詳細は事務所で相談しましょうということに。


当日、定刻通りに現れた50代後半と思われる男性が、おもむろに口を開きました。


「〇〇(関東近県の地方都市)にいた頃は、いたって順調だったんです。でも、、、東京に来てから、仕事が激減して、ホトホト困り果ててます。私には、何か変な霊でも憑いているんでしょうか?」


小林さんは、あれっ?どこかで見た顔だなぁと思いながら、依頼人の書いた名前を見て、ピンときました。依頼人は有名な占い師。何冊か本も出していて、世間でも相応に名の知れた方でした。


「ここに引っ越してきてから、仕事の電話が全く鳴らないんです。入った仕事もキャンセル続きで、、、本当にどうにもこうにもならない状態なんです。」


「大変失礼ですが、占いのお仕事を生業にされていらっしゃるんですよね?」


「ええ、そうです。自分にとって、一番いい方位で、家相も最高。それでこのマンションに決めたんです。なんでこうなるのか全く分からなくて・・・、何か霊的な作用でもあるのでしょうか?」


依頼人は、にっちもさっちもいかない状態になり、プライドをかなぐり捨てて、知人を通じて紹介してもらった小林さんを訪ねてきたのでした。


「どちらにお住まいですか?」


「住所ですか?東京都豊島区×××」


小林さんは『音』で感じるのだそうです。住所を聞いただけで、その場所が浮かんでくるのだとか。


「ふ~っ、そこ墓地ですよ。以前お墓だったところです。お近くにお寺があるでしょう?」


「えっ!?」


どうしてそんなことが分かるの?といった表情で絶句する依頼者。実際に住んでいるマンションの裏手には、小林さんの指摘通り、お寺があったそうです。みるみる顔色が青ざめる依頼者。小林さんは続けます。


「うわぁ、、、、無縁仏がたくさんいますね。ここは、もともとお寺の土地だったんじゃないですかね?おそらく、その墓地だった土地の上にマンションを建てちゃったんでしょう。よくある話です。ちなみに何階にお住まいですか?」


「2階ですが。。。」


小林さんによれば、マンションの低層階は、土地の影響をモロにうけてしまうのだそうです。


「あの~、何とかなりませんかね、、、、」


「すぐに引越しするのが一番ですよ。幸い、あなた自身には、今のところ変な霊はついてませんから。」


「引越しですか、、、」


依頼人は家具や調度品に相当お金を掛けてしまっていたのか、はたまた仕事が急激に減ったからなのか、いずれにせよ引越しが出来る経済状態ではなかったそうです。


「家相も良いし、方位も良いのに、どうしてなんでしょうか?」


「失礼ですが、私はそういうのは、あまり関係ないと思うんです。」


「そんなこと言われたら、私の(占い師としての)立場はどうなるんですか?」


「そう言われましても、、、でも土地って本当に大事なんですよ。本当に引越しできないんですか?」


「はい。ちょっと難しいです。」


「では、お祓いするしかないですね。」


「よろしくお願いします。」


それから、数ヶ月経って、依頼人から御礼の電話が入ったそうです。お祓いして以来、V字回復とはいかないまでも、少しずつ仕事も上向きになったそうです。


プロファイル


WEBサイト「夢源樹」店主 生年、性別不明。 サイト名「夢源樹」の由来は、「夢の源となる樹」です。この樹が、どんな花を咲かせるのか、どんな実をつけるのか、是非、本サイトが、皆様にとっての「夢の源となる樹」となれば幸いです。

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