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2012年3月25日

エスパー小林の不動産ばなし(4) 港区の女子大生

次は、東北出身の女子大生Aさんの話です。


およそ20年前、苦難の大学受験を無事に終え、晴れて4月からは、夢にまでみた東京での女子大生ライフが待っている。そんな期待に胸を膨らませて、東北の某大都市から上京してきた、若干18歳のAさんに厄災が及んでしまいました。


これまで、目に入れても痛くないほど溺愛していた愛娘が、大都会東京で独り暮らしを始める訳ですから、親御さんとしても、気が気ではありません。通学に使う駅から遠すぎやしないか?普段使う道路は明るいか?オートロックはもちろん、物件のセキュリティーはどうなっているか?などなど、ご両親のあらゆる厳しい目線をパスした、ワンルームマンションが、Aさんの新たな生活拠点となりました。


ところが、このAさん。最初から、この物件に少なからず違和感というか、得も言われぬ嫌悪感を抱いていたのだとか。一所懸命に物件を探してくれた両親、いい物件がみつかったと安心しきっていた両親には、なんとなく、この違和感について言い出せないでいました。


そうこうするうちに、引越しも終わり、Aさんの東京生活が始まりました。すると、まだ1週間しか経たないうちに、Aさんの身体に異変が、、、体中に原因不明の発疹が現れたのです。高校を卒業するまで大病を患うことなく、こうした身体の異変にも悩まされることなく、生活してきたAさんでしたが、上京して間もなく全身に湿疹が発生し、真っ赤にただれ、まるで体中がアトピーになったかのような状態になってしまったのです。そして何よりAさんは、その痒みで夜も寝られない状況に陥ってしまいました。


当然、Aさんは病院に行きました。色んな薬を処方してもらいましたが、多少の効果はあったかもしれませんが、完治には遠く及びません。主治医を変えて、病院も変えて、いろんな検査もしましたが、全く原因がわかりません。一向に病状が改善しない状態が続き、結局、医者からは「おそらく東京の水が、Aさんの体質にあっていないんだと思いますよ。」こんな曖昧なアドバイスしかもらえなかったようです。


20年前ですから、今ほど巷にミネラルウォーターが溢れている時代ではありません(おそらくですが、、、)、藁にもすがりたいAさんは、早速自宅に浄水器を設置したようですが、結果は言わずもがなでした。そこで知人の紹介もあって、小林さんのところに相談があったという訳です。


「上京してきてから間もなく、全身に湿疹ができてしまいました。痒くて夜も眠れないんです。田舎にいたころは、こんなことは全くなかったのですが、、、」


「お医者さんには、相談されましたか?」


「はい。でも・・・全然良くならないんです。」


「そうですか。では、ちょっとみてみましょうか?」


ここから、小林さんの霊視が始まります。いつものように、相談者が記述した住所を霊視すると


「う~ん、ここは、昔、お寺かな?お墓かな?その境界線に近いエリアだったようですね。」


最近では都会にある寺社がビル化しているケースも少なくありません。どうもAさんが住んでいたマンションの敷地は、おそらくお墓か、お墓に隣接している土地だったのでしょう。Aさんの部屋が、低層階だったこともあり、土地の影響を強く受けていたようです。


「んっ、侍が大勢見えますね。このあたりに陣か何かを構えていたのかもしれません。う~ん、、、〇〇藩?心当たりはありますか?」


この時点まで、小林さんはAさんの出身地のことを知らなかったのです。


「は、はい。地元です。」


Aさんの顔色が一気に変わったのはこの時でした。がっくりとうなだれるAさん、


「そうですか、、、」


小林さんに見えた侍の数は、少なく見積もっても20~30。「あぁ~、だから、Aさんのところに〇〇藩の無縁侍達が集まるんだ。。。」と思ったところで、さすがにその事実を、強いショックを受けているAさんに説明などできません。小林さんのアドバイスは一言。


「う~ん、早く引越した方がいいですね。」


Aさんにも思うところがあったのでしょう、すぐに引越しを決めたのでした。


その後、風の噂で、Aさんの病状も快方にむかったようです。


これでこの話は終わりなんですが、いつも余計な質問をしてしまう小生。少々気になったことを、小林さんに質問してしまいました。


「引越しするまでの間って、Aさんは大丈夫だったんですか?」


「いい質問ですね(笑)。Aさんのマンションに、植え込みが見えた(=霊視)ので、まずはそこに穴を掘って、めざし(=酒の肴)を埋めて、その上からお酒をかけてくださいってアドバイスをしたんです。そして、退去する時には、部屋にお花を置いて出て行きなさいって。それで、ある程度は収まったようですけれど。でも、やっぱり引越しするのが一番です。」


ほぉー、やっぱり引越しまでに、確りとやるべきことをしておかないと良くないんですね。矢継ぎ早に次の質問です。


「侍達はAさんに、何か訴えかけたかったのでしょうか?」


「Aさんは、〇〇藩の武家の子孫だったようです。侍達は何かを訴えたいというよりも、『お前は、俺達の子孫なのに、なんで邪魔をしやがるんだ!』って怒っていたんです。」


「Aさんに顕れた「湿疹」という霊障は、どの位のレベルなんですか?」


「霊が本気で怒っていたら、交通事故になるケースが多いんです。事故を起こして怪我をすると入院しますよね?本気で追い出そうとしていたら、事故にあっていたかもしれません。最悪のケースは、死に至る場合も。。。そういう意味では、Aさんはラッキーだったと思いますよ。」


不幸中の幸いだったようです。


プロファイル


WEBサイト「夢源樹」店主 生年、性別不明。 サイト名「夢源樹」の由来は、「夢の源となる樹」です。この樹が、どんな花を咲かせるのか、どんな実をつけるのか、是非、本サイトが、皆様にとっての「夢の源となる樹」となれば幸いです。


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