好奇心追求サイト ~あなたも常識の向こう側を覗いてみませんか?~

絞り込み検索

2012年4月22日

エスパー小林の不動産ばなし(6) 難しい引越し

これまでは、ネガティブな話ばかりでしたので、たまには、少しばかりポジティブな話をさせて頂きますね。ポジティブなので地名を出しても問題なしということで(笑)、白金のあるマンションに住んでいた、あるご家族の話をさせて頂きます。


或る意味、困った話なのですが、当時のお住まいが二重丸だったのです。ここから、更に良い住まいに引越しするのは至難の業でした。このご家族は、このマンションに住みだしてから、お医者さんのご主人が開業して大成功。絶対無理と言われていた第一志望の高校にお嬢さんが無事合格、その勢いで(?)大学も第一志望に合格と、そんな良いことが沢山あったパワースポット的なマンションだったそうです。


とはいえ、現実的に若干手狭なマンションだったこと、駅から徒歩15分くらい距離があったので、ご主人の通勤とお嬢さんの通学を考えると、、、という状況にあったことなどが重なり、渋々ながら引越しを決意したようです。


そこで、このご家族の奥さんが相談にやってきました。この奥さんは、10数件の候補物件の資料を持参して、小林さんに、どの物件が良いか、アドバイスを求めたのです。小林さんの目に留まったのは2物件。1つめの物件は、駅からは少し離れていたのですが(駒沢大学から桜新町にかけて)、その昔、どこかの大名のお屋敷だったと思われる、落ち着いた雰囲気のとても良い土地でした。ですが、おそらく価格面で折り合いが付かないだろう、というのが小林さんの読みでした。そして、もう1つの物件は、自由が丘の駅から徒歩2分くらいのマンションでした。昔は周辺の梅林に、お花見をするたくさんの人々が集まる様子が見える土地です。これはいい!と小林さんが太鼓判を押した優良物件でした。


このご家族は、1つめの物件が大変気に入ったようでしたが、残念乍ら、小林さんの読み通り、銀行のローン審査がうまくいかなかったようです。それでも、2つめの物件を購入され、今も家族全員幸せに暮らしているそうです。


それから数ヶ月後に、60代の老夫婦が、小林さんのもとを訪ねてきました。相談の対象となったのが、先ほどの1つ目の物件だったそうです。このとき、小林さんが目にした土地の価格は、先のご家族が購入したいと思ったときよりも、大幅に引き下げられていたそうです。どうも、相続関連で売主側に、早く売却したいという意向が、強く反映された価格だったようです。もちろん、この老夫婦は、喜んでこの物件を購入されたそうです。


土地って、色んな縁があるものなんですね。


プロファイル


WEBサイト「夢源樹」店主 生年、性別不明。 サイト名「夢源樹」の由来は、「夢の源となる樹」です。この樹が、どんな花を咲かせるのか、どんな実をつけるのか、是非、本サイトが、皆様にとっての「夢の源となる樹」となれば幸いです。


トップに戻る