2012年3月4日
エスパー小林の不動産ばなし(3) 品川区の共働き夫婦
今回の話は、今でも小林さんが気になっているようです。なぜなら、お祓いをしなかったから。
遡ること3年前、30代後半とおぼしき男性が、小林さんのところに相談にきました。金融機関にお勤めの男性で、最近どうも仕事がうまくいかない。色々とお金もかかるので、思い切って転職すべきかどうか、、、ということで、小林さんのところに来られたようです。
「何時頃から仕事がうまくいかなくなったんですか?」
「だいたい3年前からですかね。」
「それまでは順調だったんですか?」
「はい。」
「今のお仕事に不満はあるんですか?」
「特に無いんですが、、、でも、仕事がうまくいかないというか、色々とお金がかかるので、もっと収入の良い仕事に転職すべきかどうか悩んでるんです。」
「失礼ですが、どうしてそんなにお金が必要なんですか?」
「実は、3年前に土地を買いまして・・・」
まだ仕事も順調、夫婦仲も良好だった3年前に、夫婦で散歩をしていたとき、ふと目に留まった土地がありました。JRの主要ターミナル駅から徒歩10分、普通に買えば1億円はくだらない接道も地形も良い更地が、時価の6掛ほどの超格安物件として売りに出されていたのです。丁度、賃貸マンションからの転居を考え始めていたご夫婦は、これはラッキー!この絶好の機会を逃すまじ。ということで、早速その土地を購入したのでした。ところが、、、
土地を買ったはいいが、いざ建物を建てようと住宅メーカーと契約するのですが、なぜかその度に必ずトラブルが発生して、うまくいかないのです。小林さんのところに相談にきた時は、もう既に3件の契約が白紙になっていました。
このご夫婦も土地を買うのにローンを組んでいました。半年くらいかけて自宅を建て、夢の新築一戸建てに移り住む予定だったのが、賃貸マンションの賃料と土地のローン金利を、3年間もダブルで負担し続けているのです。そりゃお金が必要な訳です。とても仲睦まじい夫婦だったのに、最近は揉め事ばかり、喧嘩の耐えない冷め切った関係になってしまっていたようです。
「その土地の住所は?」
「はい、品川区〇〇です。」
「あーっ、そこ無縁仏がたくさんいますね。。。」
小林さんは、早速その土地の霊視結果を伝えます。半信半疑の依頼者でしたが、続いた小林さんのコメントに言葉を失ったようです。
「この土地ですが、裏に神社がありますよね。右手には・・・」このように指摘した映像が、全てそのままピタリと当てはまる。依頼者は、その場で小林さんにお祓いを依頼しました。
ところが、、、、
その場で日時まで決めていたのですが、急遽前日になってリスケになったそうです。
「あっ、これは駄目だな。」
小林さん曰く、縁がないケースでは、よくこんな風に邪魔が入ることがあるそうです。その直感通り、次のお祓いに関するアポイントが交わされることはなく、それっきりとなった事例です。
以下、余談です。この話を聞かせて頂いた小生は、
「やっぱり無縁仏たちが、小林さんが来ると祓われてしまうので、来させないように動いたんでしょうか?ちなみに無縁仏たちって、一体どんな心境なんでしょうかね?」
「彼らは、自分達はおとなしくしているのに、それを無理矢理に邪魔されるから怒るんですよ。例えば、縁側でひなたぼっこしている猫に頭から水を掛けたりしたら、そりゃ怒るでしょう。犬だったら噛み付きますよ。それと同じです。そのままそっとしておくのが一番なんだけども、もし何かしようとするなら、私のような人間を使って話し合いをすれば良い。『ごめんなさい、代わりにこっちの場所を用意するから』とか、『お願いだから、こっちに移ってあげてよ』とか、相手も元人間なんだから、いくらだって交渉できるんですよ。」
小林さんは、基本的に霊を相手に真っ向から喧嘩をすることはありません。出来る限り交渉で済ませるようです。相手の意思を最大限尊重するというのは勿論ですが、現実的に喧嘩ばかりしていたら体力が持たないのだそうです。
WEBサイト「夢源樹」店主 生年、性別不明。 サイト名「夢源樹」の由来は、「夢の源となる樹」です。この樹が、どんな花を咲かせるのか、どんな実をつけるのか、是非、本サイトが、皆様にとっての「夢の源となる樹」となれば幸いです。