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2019年7月28日

JAPONNIC講演会 vol.3

 

第3回目となるJAPONICは
まず、佐伯さんの自然栽培パーティーの
動画を見ていただいてからのスタート。

「百姓とは、百の仕事をする人たち
 いろんな仕事があるから
   それぞれ何かしらできる役割、仕事がある」
と、障がい者の方たちと一緒に
自然栽培の事業をしている方が話していて
そこでは、無理に仕事をさせることはせず
本人がやりたいことをやらせているそうで
だから、一日、土をいじっているだけで
終わってしまうようなこともあるとのこと。

そのことに対して、対抗策を練ったり
仕事を強制させるようなことをしないのは
自分たちも自然栽培をすることによって
自然の、野菜の、世界の自然な状態を
感じられるようになっていき
それは、自然界だけの話ではなく
わたしたち人間も等しく同じくであり
自分たちも自然な状態になっていったから。
だから、それぞれがやりたいことをやりたいペースでやっていく。
それでいいんだって。

自然栽培をやり始めて
変わったのは障がい者よりもむしろスタッフで
はじめて、障がい者の方たちと
スタッフの「共同」・「共生」が生まれたそう。

自然栽培を始めた人たちが、口にするキーワードのひとつに
「多様性」というものがあるのですが
自然栽培を始める前までは、気がつくことのできなかった
いろんなものたちが、共生し合っている世界に
気づき始めるそうなのです。

自然栽培、農をすることは、世界、地球と繋がること。
だから、今、もし、関わっている
社会や人たちとうまくそりがあわない人は
心を病んだり、自分を痛めつけてしまう前に
地球に、自然に触れてみてほしいなあ。

今まで、障がい者の人たちが従事できる仕事は限られており
多様な仕事、仕事の選択ができなかったけれども
自然栽培を始めたことによって
これなら地域の一員になれるって思ったって。
社会のお荷物、ではなく、自分でも役に立てるって
生きる気力や自信に繋がりますもんね。

そんな風に思わせてくれて
どんどん人も社会も変えていっちゃう自然栽培と
対極にあるのが、害虫駆除の概念がある農法。
この農法をしていると、意識していなくても
勝手に他者を異物を排他してしまうようになっちゃうのでしょうね。

自然栽培によって育てられた野菜たちは
のびのびと気持ちよく、機嫌よく育てられているから
そのお野菜を食べていると
自然と、自分自身ものびのび健やかに育っていく
そういう人格ができあがっていくから
「どっちがお得ですか?奥さま」
と冗談交じりで、佐伯さんが問いかけていましたが
ほんと、その通りですよ。

ちょっと割高かもしれないけれども
身体にいいのはもちろんのこと、心にもよいから
無駄にイライラしたり、ヒステリーぽくならなくなって
お母さんがにこにこしだすと
子供たちもうれしくてにこにこするし
仕事で疲れて帰ってきたお父さんが
家族みんな仲良くにこにこしているのを見たら
明日もがんばろうってなれるという
いい循環が生まれてくる!

高野さんと佐伯さんのお話を聞いていて
改めて、食の大切さを実感するとともに
やっぱり、自分たちが食べる分の野菜は
自分たちで作るような社会になるといいなあって。
だって、生きる基本の「食」を牛耳られると
どうしても支配されやすくなるから
食の自給をできるようになっているだけで
妙な不安操作に踊らされることがなりますからね。

この日のお二人のトークの模様は、後日動画にアップしますので
楽しみにしていてください~
&ちょっと面白いこと、今着々と仕込んでいるので
こちらも楽しみにしていてください!

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