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ベンジャミン・フルフォード (ベンジャミンフルフォード)

闇の社会を斬り込む、青い目のサムライ

アメリカのある勢力が日本支配を完成させつつある―。これはスパイ小説やSF映画の話ではない。今の日本社会でひそかに、しかし確実に進行している現実である。

私がアメリカの日本支配計画に気がづいたのは、『フォーブス』のアジア太平洋支局長を務めていた2年前、日本の不良債権問題を取材していたときのことだ。今となっては周知の事実だが、ほとんどの不良債権にはヤクザや「エセ右翼」が関係している。彼らは銀行と企業の間に入り込んで、恐喝、デマ宣伝、暴力を使って利権をむさぼっている。

私が不思議に思ったのは、裏社会の住人に迷惑しているはずの政財界の要人が、彼らを排除しようとしたり訴えようとしないことだった。それどころか、積極的に関係を持とうとさえしていた。どうしてヤクザや「エセ右翼」が、大きな顔をして政治経済に関与できるのか。欧米では絶対にありえないことだ。そこで、彼らの背後関係を調べてみることにした。すると、驚くべき事実が判明した。何とこうした連中の多くは、CIAなどのアメリカ政府機関、その背後にいるアメリカの特定勢力から指示を受け、カネを貰って活動していたのである。

ヤクザや「エセ右翼」のやっていることをよく見るといい。彼らは北朝鮮を叩く。ロシアを叩く。中国を叩く。しかし、アメリカについてはほとんど叩かない。口で愛国心を叫びながら、日本の国益のために働く政治家やジャーナリストを抹殺する。一つも日本のためになることはやっていない。それもそのはずで、彼らはアメリカの金で動き、アメリカのために働く暴力部隊にほかならないからだ。強力な後ろ盾があるから、政財界のお偉方や警察・検察もうかつに手が出せない。

ベンジャミン・フルフォード(2007年4月30日 「暴かれた『闇の支配者』の正体」まえがき より )

著書「暴かれた『闇の支配者』の正体」では、アメリカ、CIAなどのアメリカ政府機関と記しているが、実はアメリカに限定されるものではない。欧米全体を支配している勢力と読み替えていただきたい。

2013年5月 ベンジャミン・フルフォード

プロフィール

1961年カナダ生まれ。外交官の家庭に生まれ、若くして来日。上智大学比較文化学科を経て、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学を卒業。「日経ウィークリー」記者、米経済誌「フォーブス」のアジア太平洋支局長などを経て、現在はフリージャーナリスト・ノンフィクション作家として活躍中。

主な著書に『日本に仕掛けられた最後のバブル』『仕組まれた円高』(以上、青春出版社)、『世界リセット計画』(コアマガジン)、『図解 世界を牛耳る巨大企業』『図解「闇の支配者」頂上決戦』『図解 世界「闇の支配者」』(以上、扶桑社)、『イルミナティだけが知っている【洗脳工学篇】』『イルミナティだけが知っている【金融工学篇】』(以上、ヒカルランド)、『日本を貶めた「闇の支配者」が終焉を迎える日』『勃発! 第3次世界大戦 World War Ver. 3.0』『勃発! サイバーハルマゲドン』(以上、KKベストセラーズ)など多数。

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